文系で差がつくデータスキル<統計>
デジタルマーケティングに関わっていると、検証、ABテストなどよく使いますよね。
レポートをどう解釈するか、この数値は説得力を持っているのか、
など疑問に思うことがあると思います。
私は統計を学び理解を深めようとしました。
統計的な感覚を持っておくことでプレゼンテーションや資料制作での説得力が格段に上がり、
汎用的で有意義なものだと実感しております。
文系出身ではあるので、以下基本的なことが中心になりましたが、
やって良かったと思ってます。
<学んだこと※統計検定3級から抜粋>
・データの種類(量的変数、質的変数、名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比例尺度)
・標本調査と実験(母集団と標本、実験の基本的な考え方、国勢調査)
・統計グラフとデータの集計(1変数データ、2変数データ)
・時系列データ(時系列グラフ、指数(指標)、移動平均)
・データの散らばりの指標(四分位数、四分位範囲、分散、標準偏差、変動係数)
・データの散らばりのグラフ表現(箱ひげ図、はずれ値)
・相関と回帰(散布図、擬相関、相関係数、相関と因果、回帰直線)
・確率(独立な試行、条件付き確率)
・確率分布(確率変数の平均・分散、二項分布、正規分布、二項分布の正規近似)
・統計的な推測(母平均・母比率の標本分布、区間推定、仮説検定)
https://www.toukei-kentei.jp/about/grade3/
以下2つを使い勉強を行いました。
・現代統計実務講座
https://www.jitsumu.or.jp/courselist/statistics
・Udemy
現代統計実務講座の方では、内閣府認定講座となっているため、
多少かたいですが体系的に理解することが出来ます。
また8ヶ月の講座終了後に履歴書にかける統計資格を得られるメリットもあります。
Udemyではより実用的なスキルを身につけることが出来る講座が多々あります。
Excelで学ぶことが出来る講座などがあり、より実務に近い感覚で学べます。
私は理論から学びたいので、現代統計実務講座から始めましたが、
Udemyから始めて気になったところで理論を学び直すとかでも良いと思います。
統計を学ぶことで、
日々の業務で扱っている数値に対する理解が深まったと感じております。
調査会社やメディアとの調査設計、効果検証の方法について主体的に発信が行たり、レポーティングの説得力も高まったと感じております。
今までは外部のベンダーに任せていた領域についても、コミュニケーションの精度を上げながら、
また担当者として自身の手を動かしてながら業務が行えるようになったためスピード感を持った業務を行えるようになったのは大きいと感じております。
その他回帰分析などを駆使したモデルを作っていく事で、KPI達成にむけたプランニング制度の向上であったり、
BIツール上での指標の作成や、ダッシュボードの制作を行うにあたり、
統計で得た知識などを活用することで、ツールによる業務スピード改善と共に、見ていく数値の質も改善出来たと感じております。
ビジネスを加速させるための様々なツールが登場し簡単に集計が行えるようになったと思います。
ただ、数値俯瞰し読み解き、ストーリーを作ることはマーケティング担当の基礎として習得すべきものだと実感いたしました。
文系出身者がデータサイエンティストとなるのは大変ですが、
統計を知っているだけで共通言語を扱えるため重宝される可能性も高いです。
キャリアを築く中で、統計を知っていることは武器になると思いますので、
ぜひチャレンジしてみてください。